2017年 03月 08日
マグナムブラザーズ☆
〜マグナムクランクローテーション〜
爆発力の高いビッグフィッシュパターンとして確立したマグナムクランク。
琵琶湖において昔からメインベイトとして存在する「ブルーギル」がここ数年間において再び急増したことによりサイズ感が同じマグナムサイズのクランクベイトがより効果的になってきました。
マグナムブラザーズとしてピックアップしたUSラッキーの「SKTマグナム110MR」「LC5.5」「BDS6」これら3種類のそれぞれ異なる特徴や出し時ローテーションを紹介します。
マグナムクランクの代名詞「SKTマグナム110MR」は3種類の中で最もシルエットアピール&ウォブロールアクション波動のトータルパワーが1番の強さになる位置付けになり、フロロライン14lb~20lbまで対応しそれぞれの組み方により約2.5m~4mまでのレンジ調整が可能性になります。
そしてこの最強波動が活かされる最大の条件が「濁り&水質悪化」。
濁った状況下における強烈な存在感のアピール力はもちろん、秋のターンオーバーといった水質悪化状況で通常サイズのクランク波動ではリアクションしないスーパービッグクラスを一撃でリアクションさせる波動パワーを秘めていることにつきます。
「LC5.5」は一言で表すとSKTマグナム110MRのサイズダウンバージョン。
波動タイプもウォブロールアクションで同じ系統にあたりますがリップ面積&ボディサイズのアピールが小さい分、トータルして放つ波動パワーが一つ弱い位置付け。
SKTマグナム110MRだとオーバーパワーになりアピールし過ぎで反応しない、けど通常サイズのクランクだと弱すぎてビッグフィッシュをリアクションさせきれないといった中間バランスに位置付ける存在。クリア~濁りまで幅広い状況下で対応できる強さの万能な波動パワーといえます。
フロロライン12lb~20lbまで幅広く対応することで潜行レンジも約2m~3.5mまで調整できます。
「BDS6」のSKTマグナム110MR&LC5.5と異なる点は同じウォブロールアクション系でもロールアクションの割合が強くリップの水噛みも弱いバランスに位置することから3種類の中でも1番弱い波動。
弱い波動の出し時とはクリアウォーターコンディションや強いルアー波動を嫌っている状況になります。
では通常サイズのロール系クランクで良いのでは?となるのですが、ブルーギル目線なっている個体に対しては通常サイズのクランクには無いギルサイズのシルエット感がここでの差別化となりビッグフィッシュをリアクションさせる要素に繋がります。
この点においてはSKTマグナム110MRもLC5.5も同様です。
潜行レンジはフロロ12lb~20lbまでを調整することで約2m~3.5mを攻め分けができます。
3種類共に浅く潜行していき狙いたいレンジを長く走るタイプになることから琵琶湖南湖の様な広大なウィードフラットシチュエーションに適しており、ブルーギル目線になっている個体に狙いを定めそれぞれが持つルアー波動の強弱をバスの活性に合わせたり水色&水質に応じてローテーションしていくのが基本的な使い分けになります。
~タックルバランスの重要性~
マグナムクランクゲームに限らずハードベイトゲームではタックルバランスが結果を大きく左右するジャンル。
リールのギヤ比&ロッド性能のタックルバランスが適していることで全ての作業工程においてパーフェクトな対応が可能になり結果へと結びつきます。
一つはリールのギヤ比の重要性。
マグナムクランクアプローチの基本であるリトリーブが「高速巻き」であるという点。
マグナムシルエットのクランクがハイスピードで横移動し走り抜けていくまたはウィードコンタクトによる急停止からのほぐしによるダートアクションといった各流れのいずれかでリアクション反応するわけですが、高速スピードにおいてルアーが持つ最大限の水噛みキャパシティを常に演出しながら疲れることなくリズムカルにスムーズな作業が継続できるかどうかが重要になります。
単純に速く巻くならハイギアとなりがちですが、ハイスピード横移動におけるルアーの水噛みMAXキャパシティを安定して維持しようとすると巻き抵抗が強くなり過ぎ最大限のスピードを継続してコントロールしにくい為、スムーズに巻けず疲れてリズムを作れないといったストレスに繋がってしまいます。
よって適したギヤ比は5~6ギヤを各ルアーの水噛みの強さや風の強弱によるボートが進んでいくスピード状況に合わせて巻抵抗感覚を調整していくことが望ましいといえます。
二つ目はロッド性能。
マグナムクランクは通常のディープクランクに比べるとルアーウェイトがあるため硬いロッドでなければ投げれないと思われがちですが、メリットデメリットを比べるとデメリットになりがちと言えます。
リールギヤ比の紹介にあったように高速リトリーブでのアプローチが前提において、キャスト工程ではヘビーウェイトルアーを投げれる利点があってもいざウィードコンタクトからのほぐし作業になった際、硬いがゆえにダイレクトに刺さりやすくウィードを拾いやすくコントロールがしにくくなります。
逆にソフトなテーパーであればコンタクトした後もロッドが曲がることで刺さりすぎない手前で対応でき、曲がるロッドでもウィードに刺さり過ぎずほぐし作業もなんなくこなすことが出来ます。
低弾性カーボン素材の全体的に曲がるスローテーパーであることで軽いキャストで飛ばすことができ、ルアーアクション&先行レンジを殺さず釣れるアプローチを再現できます。
またスローテーパーで全体が曲がることでウィード回避のほぐし作業でもロッド全体均一の力でラインを叩けるため硬い必要性が全くありません。
たとえ適したロッドを使用してもウィードを拾いやすいとなれば、正しいテクニカルなほぐし作業ができていないということになります。
その場合にはウィードコンタクトを感じたらリーリングを直ぐに止め3秒ほど待つ間を作ると成功しやすくなります。
そしてショートストロークでの縦さばきでティップからバットまでのロッド全体を使ってラインを叩く感じが良いでしょう。ジャークベイトのジャーキングを縦さばきで行うようなイメージです。
そして最後の工程である魚とのファイトでは硬いロッドだと曲がらないため魚も釣られてることに気付きやすく暴れショートバイトで掛かった場合にフックアウト率が高くなります。
逆にスローテーパーの曲がるタイプだと釣られてることに気付きにくく暴れにくいため取り込みやすくなる。
このようにメリットデメリットでみると全ての作業工程において、低弾性カーボン素材スローテーパータイプにメリットが偏ることになるためマグナムサイズのクランクベイトでもディープダイバークランクロッドをセレクトするほうがオススメです。
~タックルセレクト~
リール:レボ パワークランク5(5.4ギヤ)
:ALC-IB6(6ギヤ)
ロッド:ファンタジスタ エックスグレイヴ 75MH ディープマニピュレーター
ライン:バニッシュレボリューション12lb~20lb
琵琶湖のビッグフィッシュパターンとして欠かせなくなったマグナムクランクゲーム。ぜひ参考にして頂ければ幸いです!
爆発力の高いビッグフィッシュパターンとして確立したマグナムクランク。
琵琶湖において昔からメインベイトとして存在する「ブルーギル」がここ数年間において再び急増したことによりサイズ感が同じマグナムサイズのクランクベイトがより効果的になってきました。
マグナムブラザーズとしてピックアップしたUSラッキーの「SKTマグナム110MR」「LC5.5」「BDS6」これら3種類のそれぞれ異なる特徴や出し時ローテーションを紹介します。
マグナムクランクの代名詞「SKTマグナム110MR」は3種類の中で最もシルエットアピール&ウォブロールアクション波動のトータルパワーが1番の強さになる位置付けになり、フロロライン14lb~20lbまで対応しそれぞれの組み方により約2.5m~4mまでのレンジ調整が可能性になります。
そしてこの最強波動が活かされる最大の条件が「濁り&水質悪化」。
濁った状況下における強烈な存在感のアピール力はもちろん、秋のターンオーバーといった水質悪化状況で通常サイズのクランク波動ではリアクションしないスーパービッグクラスを一撃でリアクションさせる波動パワーを秘めていることにつきます。
「LC5.5」は一言で表すとSKTマグナム110MRのサイズダウンバージョン。
波動タイプもウォブロールアクションで同じ系統にあたりますがリップ面積&ボディサイズのアピールが小さい分、トータルして放つ波動パワーが一つ弱い位置付け。
SKTマグナム110MRだとオーバーパワーになりアピールし過ぎで反応しない、けど通常サイズのクランクだと弱すぎてビッグフィッシュをリアクションさせきれないといった中間バランスに位置付ける存在。クリア~濁りまで幅広い状況下で対応できる強さの万能な波動パワーといえます。
フロロライン12lb~20lbまで幅広く対応することで潜行レンジも約2m~3.5mまで調整できます。
「BDS6」のSKTマグナム110MR&LC5.5と異なる点は同じウォブロールアクション系でもロールアクションの割合が強くリップの水噛みも弱いバランスに位置することから3種類の中でも1番弱い波動。
弱い波動の出し時とはクリアウォーターコンディションや強いルアー波動を嫌っている状況になります。
では通常サイズのロール系クランクで良いのでは?となるのですが、ブルーギル目線なっている個体に対しては通常サイズのクランクには無いギルサイズのシルエット感がここでの差別化となりビッグフィッシュをリアクションさせる要素に繋がります。
この点においてはSKTマグナム110MRもLC5.5も同様です。
潜行レンジはフロロ12lb~20lbまでを調整することで約2m~3.5mを攻め分けができます。
3種類共に浅く潜行していき狙いたいレンジを長く走るタイプになることから琵琶湖南湖の様な広大なウィードフラットシチュエーションに適しており、ブルーギル目線になっている個体に狙いを定めそれぞれが持つルアー波動の強弱をバスの活性に合わせたり水色&水質に応じてローテーションしていくのが基本的な使い分けになります。
~タックルバランスの重要性~
マグナムクランクゲームに限らずハードベイトゲームではタックルバランスが結果を大きく左右するジャンル。
リールのギヤ比&ロッド性能のタックルバランスが適していることで全ての作業工程においてパーフェクトな対応が可能になり結果へと結びつきます。
一つはリールのギヤ比の重要性。
マグナムクランクアプローチの基本であるリトリーブが「高速巻き」であるという点。
マグナムシルエットのクランクがハイスピードで横移動し走り抜けていくまたはウィードコンタクトによる急停止からのほぐしによるダートアクションといった各流れのいずれかでリアクション反応するわけですが、高速スピードにおいてルアーが持つ最大限の水噛みキャパシティを常に演出しながら疲れることなくリズムカルにスムーズな作業が継続できるかどうかが重要になります。
単純に速く巻くならハイギアとなりがちですが、ハイスピード横移動におけるルアーの水噛みMAXキャパシティを安定して維持しようとすると巻き抵抗が強くなり過ぎ最大限のスピードを継続してコントロールしにくい為、スムーズに巻けず疲れてリズムを作れないといったストレスに繋がってしまいます。
よって適したギヤ比は5~6ギヤを各ルアーの水噛みの強さや風の強弱によるボートが進んでいくスピード状況に合わせて巻抵抗感覚を調整していくことが望ましいといえます。
二つ目はロッド性能。
マグナムクランクは通常のディープクランクに比べるとルアーウェイトがあるため硬いロッドでなければ投げれないと思われがちですが、メリットデメリットを比べるとデメリットになりがちと言えます。
リールギヤ比の紹介にあったように高速リトリーブでのアプローチが前提において、キャスト工程ではヘビーウェイトルアーを投げれる利点があってもいざウィードコンタクトからのほぐし作業になった際、硬いがゆえにダイレクトに刺さりやすくウィードを拾いやすくコントロールがしにくくなります。
逆にソフトなテーパーであればコンタクトした後もロッドが曲がることで刺さりすぎない手前で対応でき、曲がるロッドでもウィードに刺さり過ぎずほぐし作業もなんなくこなすことが出来ます。
低弾性カーボン素材の全体的に曲がるスローテーパーであることで軽いキャストで飛ばすことができ、ルアーアクション&先行レンジを殺さず釣れるアプローチを再現できます。
またスローテーパーで全体が曲がることでウィード回避のほぐし作業でもロッド全体均一の力でラインを叩けるため硬い必要性が全くありません。
たとえ適したロッドを使用してもウィードを拾いやすいとなれば、正しいテクニカルなほぐし作業ができていないということになります。
その場合にはウィードコンタクトを感じたらリーリングを直ぐに止め3秒ほど待つ間を作ると成功しやすくなります。
そしてショートストロークでの縦さばきでティップからバットまでのロッド全体を使ってラインを叩く感じが良いでしょう。ジャークベイトのジャーキングを縦さばきで行うようなイメージです。
そして最後の工程である魚とのファイトでは硬いロッドだと曲がらないため魚も釣られてることに気付きやすく暴れショートバイトで掛かった場合にフックアウト率が高くなります。
逆にスローテーパーの曲がるタイプだと釣られてることに気付きにくく暴れにくいため取り込みやすくなる。
このようにメリットデメリットでみると全ての作業工程において、低弾性カーボン素材スローテーパータイプにメリットが偏ることになるためマグナムサイズのクランクベイトでもディープダイバークランクロッドをセレクトするほうがオススメです。
~タックルセレクト~
リール:レボ パワークランク5(5.4ギヤ)
:ALC-IB6(6ギヤ)
ロッド:ファンタジスタ エックスグレイヴ 75MH ディープマニピュレーター
ライン:バニッシュレボリューション12lb~20lb
琵琶湖のビッグフィッシュパターンとして欠かせなくなったマグナムクランクゲーム。ぜひ参考にして頂ければ幸いです!
by miyahiro_bass
| 2017-03-08 13:50
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